2011/01/24
体のことmemo
2010年になって、”かかりつけ医”がようやく決まった。
ご近所にイイお医者さんがこれだけおられとは知らなかった。有り難いことだ。
全く個人的なことだが、備忘録としてmemoしておく。
A | 内科 | 阪口医院 | 2010年1月〜 |
B | 眼科 | 中町眼科 | 2010年3月〜 |
C | 整形外科 | 岩井クリニック | 1970年代〜 |
D | 泌尿器科 | 山田クリニック | 2010年5月〜 |
E | 胃腸科 | 森川クリニック | 2011年1月〜 |
F | 歯科 | 御領歯科 | 2005年頃〜 |
A.内科
1)体組成計の測定結果
2010年2月22日 | |||
by YAMATO体組成計 DF850 | |||
BMI | 22.2 | ベストの値だ。 | |
体重 | 55.4 | kg | |
体脂肪量 | 9.1 | kg | |
内臓脂肪指数 | 80 | ||
筋肉量 | 19.4 | kg | |
腕の筋肉量 | 2.7 | kg | |
脚の筋肉量 | 8.6 | kg | |
体脂肪率 | 16.5 | % | これはvery goodだ。 |
筋肉率 | 34.9 | % | |
基礎代謝量 | 1191 | kcal | |
骨量 | 1.9 | kg | |
水分量 | 33.9 | kg | |
筋肉レベル(1〜8) | |||
全身 | 3 | ||
腕 | 6 | ||
脚 | 3 | ||
臍高さウエスト | 80 | cm |
2010年2月23日 | ||
by タニタ体内脂肪計 BF-318 | ||
BMI | 21.9 | |
体重 | 54.7 | kg |
体脂肪量 | 9.7 | kg |
内臓脂肪指数 | ||
筋肉量 | ||
腕の筋肉量 | ||
脚の筋肉量 | ||
体脂肪率 | 17.7 | % |
【体型評価BMI】
肥満度の判定方法の一つにBMI(Body Mass Index)指数での評価がある。
BMI指数の標準値は22.0。これは統計的にみていちばん病気にかかりにくい体型で、標準から離れるほど有病率は高くなる。体脂肪率とも相関する。
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【体脂肪量・体脂肪率】
体脂肪率とは、身体の中に皮下脂肪や内臓周りの脂肪がどの程度あるかということ。体脂肪量が体重に対してどれくらい占めているかという割合。
脂肪の重さを体重で割って比率(%)を出す。
適正脂肪率は、男性で14〜23%、女性で17〜27%。スポーツ選手は、10%前後らしい。
体脂肪率の計り方:
生体インピーダンス法・・・これが一般的に使われている方法。
体脂肪計に乗るだけ、あるいは握るだけで計れる。この方法は、生体の一部に微弱の高周波電波を流して電気抵抗を求め、脂肪量を推測する。
身体の70%は、電解質を含む水分で構成されていて、電気を通しやすい。でも、脂肪組織は、ほとんど電気を通しません。脂肪組織は電解質がほとんどない絶縁体である。それで、電気の通りにくさ(電気抵抗)を計ることによって、脂肪量を推測できる。
しかし、この方法は、時間や体調などによって大きく左右されるので、正しい方法で決まった時間に計ることが必要。
【内臓脂肪断面積指数】
VFA(内臓脂肪断面積)はVisceral Fat Areaの略で、お腹の中の内臓脂肪断面積の意味。
この指数は、Yamato独自の方式で推定し、独自の「指数」で表示しているとのこと。
【筋肉量】
教えてgoo!によると、
ふつうの(市販の)体脂肪率計は、両手と両足に電極をつけ、そこから周波数の違う様々な微弱交流電流を体に流し込み、体のインピーダンス(いわば電流の流れにくさ)を測定し、そのデータから体脂肪量と筋肉量を計算している。
なぜ体脂肪と筋肉がより分けられるかというと、筋肉は水分が多く含まれ電流を流しやすく、体脂肪は含有水分が少なく電流を流しにくい性質がある。
ところが、私たちの体水分は1日の中でも変動する。朝起きたときは体水分は少なく、夕方は多くなる。最大で1日に2キロも体水分量が変動する。
そのため、朝に体脂肪率を測定すると全体に体脂肪が多くなったように見え、体脂肪率は高めに出やすい傾向があり、その差は、3%くらいにも及ぶ。
体重はかなり正確に測定できるが(しかし体重そのものが体水分量で不確定)、体脂肪率はかなりいい加減で、1%や2%の違いを一喜一憂しても意味がない。
なお、体脂肪計から出てくる筋肉量とか骨量とか基礎代謝とかは、体脂肪率を出した上でのオマケみたいなものと思いばイイだろう。
筋肉量の目安 | ||
BMI | 女性 | 男性 |
24.9以下 | 14.0kg | 22.0kg |
25.0以上 | 17.0kg | 24.0kg |
左表によると私の筋肉量は大分少ない。
その理由は、体組成計の計算は、体重=筋肉量+脂肪量+骨量となっているから。
おおむね体重に比例する。
【基礎代謝量】
上表の基礎代謝量は、体重55.4kgに50〜69才の基礎代謝基準値21.5kcal/kg/日を乗じて1191kcalと計算されている。
基準体重64kgの場合なら、1380kcal/日となる。
基礎代謝量とは、目覚めている状態で生命を維持する(心臓、呼吸、腎臓の働き、体温や筋緊張の維持等)ために必要な最小限のエネルギー消費量のこと。
このうち約1/3は心臓などの諸臓器の活動に、2/3が筋肉その他の組織の生活および体温維持などに使われる。
基礎代謝量は、風土、人種、性別、年齢、体格などによって異なり、食事や運動などの日常生活の状態によっても違うが、同性・同年齢ならば、その体表面積に比例することが知られているとのこと。
【骨量】
骨量は、推定値である。
体組成計の計算は、体重=筋肉量+脂肪量+骨量となっているので、ほぼ体重に比例する。
2)血液検査
検査項目 | 基準値 | 2010年2月22日 | 2010年5月21日 | ||
ZTT | 1.7 | 低い | |||
AST(GOT) | 8〜38 | 42 | 高い | 31 | |
LD(LDH) | 121〜245 | 299 | 高い | 223 | |
CK(CPK) | 384 | 高い | |||
総コレステロール | 130〜219 | 233 | 高い | 219 | |
中性脂肪(TG) | 30〜149 | 184 | 高い | ||
HDLコレステロール | 40〜77 | 102 | 高い | 79 | 高い |
前立腺特異抗体PSA | 4.0以下 | 1.7 |
他は問題なし。
ZTT:
zinc sulfate turbidity test 硫酸亜鉛混濁試験。
基準値は、2〜12 U(Kunkel単位)で、高い場合は、慢性肝炎、自己免疫性肝炎、肝硬変、肝細胞癌、慢性炎症、膠原病、結核、骨髄腫などの可能性があり、肝機能が心配になる。逆に自分の場合は、少し低い目で、低い場合は、脂肪肝、低栄養などの可能性があるらしい。
まー、心配無しだ。
AST (GOT):
AST (GOT)はアミノ酸を作り出す働きを持つ酵素。肝臓や心臓、筋肉などに存在し、これらの臓器に障害が生じると、数値にもすぐに異常が現れる。そのため、肝機能障害、心筋梗塞などを発見する際の重要な手がかりとなる。肝臓、腎臓の異常を知らせるALT
(GPT)との比較により、さらに詳しく病気の情報を得ることができる。基準値は30以下なので、42はちょっと高い。。
なお、ALT(GPT)は、アミノ酸の代謝を司る酵素で、主に肝臓に多く含まれ、肝臓の細胞がウイルス感染や薬物、あるいはがんなどのために破壊されると、血液中に漏れ出てくるのだが、これが、22(基準値は4〜45)だった。であるから、肝細胞に傷害はなく、ASTが42でも心配なし。
LD(LDH):
LD(LDH)はあらゆる組織に広く分布し、細胞の可溶性画分に存在する。LD(LDH)活性が血清中に増加するのは、いずれかの臓器で組織の損傷が存在し、LD(LDH)が血清へ逸脱していることを意味し、スクリーニングに位置づけられる重要な酵素である。また、LD(LDH)にはLD1〜LD5の5種類のアイソザイムがあり、各臓器でのアイソザイムパターンに特徴があるので、血清中のアイソザイムパターンから障害組織の部位をある程度まで推定することができる。なお、LDの検査は、特に肝疾患、心疾患、筋疾患の疑いがある場合に行われるらしい。
基準値は、 115〜245(U/L) で、自分は299。少し越えている。
CK(CPK):
CK(CPK・クレアチンキナーゼ)は骨格筋や心筋、脳などに多く含まれる酵素で、いくつかの種類があり、骨格筋に多く含まれるものをCK−MM、心筋に多く含まれるものをCK−MB、脳に多く含まれるものをCK−BBと呼ぶ。
CK(CPK)は体を動かす筋肉や心臓の筋肉に多く含まれていて、これらの筋肉が障害を受けると血中濃度が上昇する。CK−MMが上昇していれば骨格筋の障害(筋肉痛など)が推定できる。自分の場合は、コレに該当するようだ。
基準値は、Mで、60〜270。自分は384だった。筋肉をよく使っているモノな。
【脂質】
血液中の脂質(脂肪類の総称)は、コレステロール(遊離型コレステロールと脂肪酸と結合したエステル型コレステロールとがあり,総コレステロールとは遊離型とエステル型の合計のこと)、中性脂肪(トリグリセライド)、リン脂質、脂肪酸などがあります。この中で、特に動脈硬化と関連するのはコレステロールと中性脂肪である。
なお、脂肪は蛋白質と結合すると水溶性になり、安定した状態で血中を移動することができる。この蛋白と脂肪が結合したもの(脂質‐蛋白複合体)を「リポ蛋白」と言う。イメージで説明すると、真珠の中心(芯)にコレステロールや中性脂肪などがあり、その周囲をリン脂質と遊離コレステロールが覆い、さらにそれを取り囲むように蛋白質の被膜が存在していてひとつの真珠(リポ蛋白)になっている。芯だけの裸のコレステロールや中性脂肪ではうまく転がらないのに真珠の形になれば,お皿の上の大量の真珠は簡単に転がる。
また、真珠には色、形、大きさで品質は様々だが、リポ蛋白も比重によって価値が変わる。最も低比重のものをカイロミクロンといい成分(芯の部分)は9割が中性脂肪。真珠(粒子)の大きさでみれば最大で1ミクロンに達します。その次が超低比重リポ蛋白(VLDL;very
low density lipoprotein)で、半分以上が中性脂肪。次は低比重リポ蛋白(LDL;low density lipoprotein)といい、コレステロール(エステル型+遊離型)が6割。最後が高比重リポ蛋白(HDL;high
density lipoprotein)で約半分がリン脂質と遊離脂肪酸で、コレステロールが35%、中性脂肪が15%位。粒子の大きさはカイロミクロンの10分の1。
簡単に割り切った言い方をすれば、カイロミクロンとVLDLは脂肪の運び役で、LDLとHDLはコレステロールの運び役。LDLコレステロールとはLDLに含まれているコレステロールのことで、HDLコレステロールとはHDLに含まれているコレステロールのことである。
【コレステロール】
コレステロールは全身の細胞の細胞膜の構成成分であり,胆汁酸やホルモンなどの合成になくてはならない脂質なので、全部が全部、悪者でもない。
コレステロールは毎日約1gが肝臓で合成され、食事からは0.3g位が吸収される。胆汁酸として腸に排出されたものは,大部分が再度吸収されて再利用される仕掛けになっている。この合成,吸収,排泄のバランスが保たれていると問題は起こらない。しかし,バランスが崩れると,特にコレステロールが結果的に過剰になると動脈硬化になるので,危険な血液成分として悪者になっているわけだ。LDLは血管細胞にコレステロールを配達して置いてくる作用をし、HDLは不要のコレステロールを血管壁から回収して肝臓へもどす働きをしている。これがLDLを悪玉と称し、HDLを善玉と呼ぶ所以である。
3)降圧剤の服用
@第一段階
2010年2月8日から降圧剤(ミカルディス40)を服用開始した。(阪口医院)
服用前の2週間の平均値(朝、起床時の測定): 最高血圧151mmHg、最低血圧96mmHg、脈拍62。
服用1ヶ月後の2週間の平均値(3月1〜14日): 最高血圧141mmHg、最低血圧87mmHg、脈拍60。
血圧が約10mmHg下がっている。
A第2段階
2010年3月17日(水)、血圧をもう少し下げた方がよいとのドクターの判断で、降圧剤(ナトリックス)を追加された。
(たまたま、診察時の仰臥血圧が180mmHgあったからだと思われる。運が悪かった?)
服用後、3日間の平均値(3月20〜22日): 最高血圧128mmHg、最低血圧80mmHg、脈拍56
4)心エコー検査
2010年3月3日(水)に初めて心エコー検査を受診した。
先日の心電図の検査で、左だか右だかの軸が少し偏位している(電気軸とは、心室脱分極の際の垂直面での電気的変化のベクトルのことで、QRS波によって決定する。左軸偏位は左室の肥大や拡大などを示唆する。)からと勧められて、心エコーすなわち心臓の超音波検査(エコー検査)を受けたのだ。
結果は、検査結果に病名を付ければ大動脈弁閉鎖不全症ということで、1/4ほどだが開いているとのこと。
念のため、今後、年1回定期的に検査することにした。降圧剤(ミカルディス40)の効果で血圧がほぼ正常値になっているので、次回の心エコーでは、1/4の開きがもっと狭まっているかも知れないがとドクターは言った。
誘導とその正負 | 範囲 | 角度 |
---|---|---|
T(+)II(+) | 正常範囲 | -30度〜110度 |
T(+)II(-) | 左軸偏位 | -90度〜-30度 |
T(-)aVF(+) | 右軸偏位 | 110度〜180度 |
T(-)aVF(-) | 極度軸偏位 | -180度〜-90度 |
左軸偏位は左室の肥大や拡大、左脚ブロック、左脚前枝ブロック、下壁梗塞、WPW症候群(B型)、心内膜欠損症(ECD)を示唆する。右軸偏位は右室肥大、拡大、肺性心、左脚後枝ブロック、WPW症候群(A型)を示唆する。特に左軸偏位の下壁梗塞、心内膜床欠損症は重要である。
2010年7月5日、検査の日。採血と心電図。
心電図の軸は、まだ少し偏位しているとのこと。心配は要らないとのメッセージ。
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