自彊術memo-5 自彊術療法 十字路もみ
(1)
@ まず、両手を、首に近い肩の上に掛ける。親指の間隔は9cm。
両親指の届く範囲を上から下に数回、揉む。
A 次ぎに、手を少し外側にずらす。(親指は肩甲骨の始まりの上)
親指の届く範囲を上から下に数回、揉む。
B 肩先に指をずらし、親指の届く範囲を上から下に数回、揉む。
(2)
親指と中指で”腕の付け根”をつかんで、
親指で”腕の付け根”の後を数回、揉む。
次ぎに、中指で”腕の付け根”の前を数回、揉む。
(3)
親指と中指を少し上にずらし、”腕の付け根”の少し上方を掴む。
(肩甲骨の出っ張りぐらいの高さ。『◎脇と肩の真ん中◎』。)
ココを、親指と中指で、同時に揉む。
(4)
さらに、親指と中指を少し上にずらし、肩先まで移動する。
肩先を親指と中指で同時に揉む。
(5)
両手を肩からストンと下げて、真横の窪みを親指で数回、揉む。
次ぎに、両手で肩から肘まで、両腕を揉み下げる。
(6)
(3)の位置(『◎脇と肩の真ん中◎』)より、親指で背骨に向かって6回に押していく。
肩胛骨の中(出っ張りぐらい)を通る。
次ぎに、3cmくらい上がったトコロを肩先に向かって6回押していく。
肩胛骨の上の軟部を通る。
(7)
1〜5: 肩先より頸に向かって頸の付け根まで少し広め目に5回揉む。
6、7、8: 左手で額を押さえ、右親指と人差し指で3回に頭蓋骨のトコロまで揉む。8は天柱か。(緑色)
9: 次ぎに、少し両指を広げて当たるトコロを押す。風池だろう。(朱色)
(8)
1、2、3: 指の間隔を狭め元に戻して、3回揉み下げる。(頸部)(緑色)
ココまで、左手で額を押さえておく。
4〜8: 4本の指を肩に掛けて親指で5回揉み下げる。(背部)
次ぎに、8を1として揉み上げていく。 同様にして、揉み下げる。
(1)〜(8)を3回くらい繰り返して揉むことによって、上から血圧、喘息、心臓のツボが全て揉まれ、肩こり、頭痛、めまいにも効果が大である。
【参考】
風池(ふうち)
風池はウナジ中央の凹んだ所から両耳たぶの中間で一番窪んだところ
風邪の初期の頭痛治療に使う。眼疾患にも効果大。
天柱(てんちゅう)
天柱は項の両側の太い筋肉の外側で髪の生え際から1センチほど入ったところ。
頭痛肩こりには必須。
【肩甲骨】) 本来の用字は肩胛骨
肩甲骨は、背中の上の方にあって、左右一対の平たい逆三角形の骨。後方から肋骨を覆っている。その役割は、腕・肩を動かすことにある。腕・肩が自由自在に動くためには、肩関節と肩甲骨の共同作業が必要。
左図は、右側の肋骨の前面(体の前から見た図、肋骨面)、右図は、コレも右側の肋骨の背面(体の後ろ、背中側から見た図)。