琵琶湖ショート絵巻 巻6 海津大崎お花見
2002年4月、クラブ・ザ・ファルト恒例の奥琵琶湖・海津大崎お花見ツアー。
天気はよくなかったが、満開だった。
土曜日の昼過ぎに、近江今津を出艇。
途中、マキノビーチでカヌーHP仲間との共同掲示板『井戸端海議』で友達のキムさんに初めて出会った。
(花見を終えての帰路、待っていて下さったのだ。)
まずは、海津大崎港の西方でいつも静かに咲いている「一本桜」を愛で、東へと進む。
ちょっと波が立ってきたので、早々にテントサイトを決めて、上陸。
テントを張り終えると雨が降ってきた。
雨の中、カッパをかぶって夜桜の宴が始まる。酒も残り少なくなる頃、本降りになったのを機にそれぞれのテントに引き上げた。
翌朝、雨が止んでくれた。満開の花の下を、二本松水泳場を経て大浦集落(北東)方向に漕ぎ入る。
堪能して、大崎方向に戻る。しかし、帰りも見事だ。
====== 海津大崎の浜で上陸し、段崖上に続く道を上って、大崎観音へ ======
まずは朱塗りの本堂に向かう。
千貫松・弁天松と呼ばれる老松、そして真上には満開の桜。
本堂右手の阿弥陀堂は、安土城落城の際の血のついた城材を使って天井が張られていて、
“安土の血天井“と呼ばれている。
阿弥陀堂への階段を下りようとすると、真上にまた満開の大木。
近所のおばさんが普段着姿でお参りされていた。
浜辺に戻る下り道で、松林の間から我々の艇が見えた。なかなか絵になるではないか!
仕上げはやはり一本桜。