琵琶湖ショート絵巻 巻8       安曇川〜湖畔〜沖の白石


クラブ・ザ・ファルトの2004年10月例会(月当番:岸本氏)で、安曇川をチョット漕いで琵琶湖に出、湖畔にテントを張って、翌日、沖の白石までを往復した。
(安曇川の鮎釣りは9月26日までで、網入れは30日まで。10月1日からは禁漁期に入るとのこと。)

2004年10月10日(1日目) :

最強台風22号が近畿地方を通り過ぎた翌朝10時に、JR湖西線・安曇川駅前に集合。
車2台に分乗して、出艇予定地の様子を見に行った。
河口から12km上流の両台橋の右岸下流川原に降りる道はあるが、特に一昨日の大雨で相当増水していて、流れも速い。
吉田リーダー曰く、「ココから出艇すると、沈の確率は40%」。
本日は5人なので、2人が沈することになる。
適地を探して走り、結局、両台橋の下流5km地点(常安橋の1km上流)の右岸傍流からスタート。


左写真、出艇地。コンクリート階段が付いていた。
(常安橋が写っている。)


右写真、出艇前の1枚。






常安橋、JR湖西線・鉄橋を通過して、無事、


左写真、安曇川大橋が見えてきた。


右写真、中州に群れていたトンビが飛び立ち、舞っている。








左写真、もう少し下ると、トンビと白鷺?などが群舞してくれた。



右写真、河口。
湖面上になにやら白く見えるのは、白鷺の群れ。







左写真、白鷺が呼んでいる。


右写真、河口に出て、湖岸を北へ漕ぐ。









左写真、やはり、琵琶湖にはエリが似合う。
エリの竿には白鷺が一羽ずつ留まっていた。

安曇川の北流を越えて、キャンプサイトに着艇。
ゆっくりと時を過ごしてから、テントを張って、四阿アズマヤで乾杯。
雨が降ってきたので、折角準備した焚木に火も点けず、十分に飲んで食った。






2004年10月11日(2日目) :

【沖の白石】
琵琶湖には沖島、竹生島チクブシマ、多景島タケシマの3つの島があり、沖の白石は多景島の西方5kmに浮かぶ岩礁である。
岩礁と言っても、この辺りの水深は80mもあるので、湖底からそそり立っている凄い岩である。
大岩1ツ、小岩3ツが水面から出ていて、琵琶湖を縦断、横断する鳥の貴重な休憩場所であり、得難い避難場所にもなっているはず。
それらの鳥の糞が積もって、白くなり、沖の白石と呼ばれている。



左写真、南東5.5km沖合いの沖の白石に向かう、計5艇。 
途中、結構な追い風・追い波だった。


右写真、1時間後に沖の白石に到着。
大きな岩は、高さ約14m。



反時計回りに回る。



左写真、雲間からの朝日に照らされて、岩は白い。


右写真、岩が重なって見える。









左写真、見る方向によって、感じが違うナ。


右写真、北から写すと、威厳があるナ。








左写真、向かえ風・向かえ波の中を漕ぎ進む。

右写真、風が収まって、勢揃い。

台風が空を真っ新にしてくれたので、琵琶湖の周りの山がみんな見えた。
目のいい吉田教授が気付いたが、南南東40km弱先の大津プリンスホテルの上半分が見える。
20数km先の琵琶湖大橋袂の大観覧車は3分の2ほど見えた。地球の丸みを実感した。

【memo】
ビワコダスHP」の中に「船木崎から観る琵琶湖大橋」という興味深いページがあって、直線距離で約25kmの琵琶湖大橋まで見通せる日は極めて少ないとレポートされていた。




左写真、休憩タイムには、秋天下の四方の山を見て、湖を見て、雲を見ていた。



右写真、晴れ間が広がってきて、琵琶湖の北西隅の空は最高に澄み切った秋の色だった。
(画面の右の方に小さく竹生島が写っている。)