ちょっとだけの九頭竜川と


   1997年3月、クラブ・ザ・ファルト  の有志で、九頭竜川をちょっとだけ(約15km)下った。

   翌日は、河口の三国町の海岸で、ロシアタンカーから漂着した重油がべとつく小石を拭いた。



3月8日の昼過ぎ、九頭竜川下流の高屋橋(R416、京福電鉄鉄橋の1つ下流の橋)を4人4艇でスタート。
初めのうちは、白い白山連峰を眺めながら快適にパドリング。すぐに、日野川と合流する。

          

           
             左から、京谷氏、畑氏(今回呼掛人)、門田氏


そのうち、向かい風が強くなり、隊列は乱れ長くなる。 三国大橋付近からうねりも加わる。
大きな漁船の横を漕ぎ抜けて、漁港のスロープに順次、着艇。 日の暮れた北陸海岸を見て民宿へ。


翌朝、ナホトカ号の船首が漂着した安島地区のボランティア本部で受付を済ませ、数km離れた浜に向かう。
吸着マットを手渡され、岩や石に付着したドス黒い重油を拭き取る作業に、黙々と1日だけ従事。
石ころを1つ1つ拾い上げては表面の油をぬぐい取る。
80歳代の現役の海女さんも一緒だ。まさに人海戦術しかないことを思い知らされた。


        
      黒い海                                 ボランティアの昼休み