ちょっと伊豆の海

                       稲取〜板戸〜白浜海岸〜爪木崎〜下田〜田牛


    1995年12月に伊豆半島の南東部を漕ぐ機会に恵まれた。
    稲取での仕事を昼で終え、宿の前のスロープで艇を組み立てて、南に向かってスタートした。
    冬の空は青く晴れ渡り、伊豆の海は穏やかで、暖かく迎えてくれた。

        

    1日目は板戸の民宿泊まり。板戸は、アロエの里であった。アロエの赤い花が一面に咲いている光景には驚いた。

翌朝、民宿の坊や(漁師の息子)が眩しい朝日の中で写真に収まってくれた。

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なお、その後、私は特に切り傷、やけどにアロエを重宝している。アロエの厚い葉を三枚に下ろして、
できるだけ汁を取り除いた葉を皮膚に密着させる。葉のすぐ裏側の成分が効くらしい。一夜で治る。
アロエの皮膚を再生させる魔力?には、どんな薬も及ばないだろうと思う。
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    板戸の浜を漕ぎ出し、ひねもすのたり風情で潮待ち?している大型タンカーの周りをゆっくり漕いだりして、小春日の伊豆の海を楽しんだ。

           

    爪木崎のスイセンを見て灯台を回り込んだ。やがて、下田港だ。
        


    下田港に入り、奥の岩場(弁天島)の祠にお参りして、左手の浜に着艇。 弁天島には、吉田松陰密航ノ地と書かれていた。
                

    暫し下田で休憩の後、今宵の宿、田牛(トウジ)の浜に向かう。
    夕暮れせまる中、頭から真っ黒のウエットスーツを着けた人が繰り返し潜って、多分、アワビを採っていた。
    私も浜辺(大浜?)に着艇し、豊かな伊豆の海に別れを惜しんで写真を1枚。

              


    翌日、宅急便で荷物を送ってから、下田へ向かい、開国の港町を訪ねた。