Cooking memo
       目玉焼き

  from NHKのためしてガッテン目玉焼きの味は高さが決める


卵を割る高さで食感が違う。なんとわずか10pの高さでも違いが出る。
殻から出た後の黄身にとっては、わずか10pの落下でもすさまじい衝撃。
黄身の中を拡大して見てみると、小さな丸い粒(卵黄球)がぎゅっとつまっている。
黄身は180万個もの卵黄球の集まりなのだが、この卵黄球、衝撃に非常に弱い。
10pの高さから落としただけで、ほとんどつぶれてなくなってしまう。実はこれが食感に深くかかわっている。
卵黄球が保たれたまま加熱されて固まると、ミクロの粒が残っているので、噛んだときにほろほろとくずれ、食感は極上!
でも、卵黄球が割れてしまったものを加熱すると、全体がべたーっとくっついてしまって、極端に言えばゴムのような食感になってしまう。

卵を割り入れる高ささえ間違えなければ、その後はどんな調理法でも、ふっくら食感が得られる。
目玉焼きの法則(1)は、「我が子のように」、低い位置からそっと割る!
なお、熱を加えれば加えるほど食感の差がはっきり出るので、固焼きの方が差が出る。半熟でもトロリ具合に違いが出てくる。