獅子窟寺の谷と山を歩く−2 月の輪 第Aルート
東谷上り、最後北向きロープ上り (@から続く)。 延長
: 400m弱。
左写真の一枚岩を流れる滝が、@ルートの終点であり、本「月の輪Aルート」の起点である。
この谷筋を上っていくと、左手に相当荒れてはいるが、石積で囲まれた平地の痕跡がある。その平地の中央付近に壁を薄いセメントモルタルで補強した小屋がある。大きめの祠だったようにも見えるが、何なのかな。(右写真)
左写真は、月の輪Bルートが左(北)から入ってくる分岐点である。Aルートは、写真中央にある真ん中でスパッと割られた大きな岩の方向に進む。
右写真のような谷道を上っていくと、勾配が段々ときつくなってくる。
左写真のようなロープを何本か手繰りながら登りきると、尾根道に出る。
右写真は、尾根まで登りきる直前に見た前方(北方向)の谷。この尾根道を右(東)方向に左写真のように少し上がっていくと、土生川Aルートとの合流点になり、本ルートの終点だ。
右写真の白っぽい風化花崗岩の谷間にロープが見えているが、このロープが土生川Aの最後の登りロープである。なお、この岩の谷間は人が通ってすり減ったようだ。ヒョッとすると千年前から、獅子窟寺の修行僧がこの岩を越えて月の輪の滝へ行っていたのかも知れないナ。