旭川シリーズ-2          石狩川を走る その2
 
              ( 旭川サイクリングロード )


8月11日の夕方、「旭川サイクリングロード」と呼ばれている石狩川右岸の道を走った。
(走行ルートは、Yahoo!地図情報をご参照下さい。)
このロードは川沿いに、市の中心部の旭西キョクサイ橋から「神居古潭」カムイコタンまで続いていて、全長20km弱。
「神居古潭」というのは、石狩川が上川カミカワ盆地から石狩平野に流れ出るトコロにある渓谷で、奇岩怪石が続く景勝地で旭川八景の観光名所。
ここの地層は1億年以上昔のもので、神居古潭(変成)帯という構造帯の名前は世界的にも有名らしい。
そして、ココは古くから交通の難所でもあり、この峡谷が札幌〜旭川間の距離を非常に遠く感じさせていたようだ。
旧国鉄・函館本線の線路もココでは断崖にへばりつくように曲がりくねって走っていたが、長大トンネルも掘られて、1969年に線路が山側に付け替えられた。
「旭川サイクリングロード」は、その旧線路跡を利用した自転車道で、翌1970年に開通した。

マンションを16時前に出て、旭川大橋を渡り、忠別川、石狩川の左岸堤防を快適に走った
。近文チカブミ大橋を渡り、右側の斜面を下る細い坂道を降りて右折。
高架下を通って坂道を上り、「陶芸の里」の静かな住宅街へ入る。
オサラッペ川を「北邦野草園」ゲート前に架かっている小さな橋で越えて、すぐに左折すると、「旭川サイクリングロード」にアクセスできる。

この辺りの、嵐山公園は京都の嵐山に準えて開拓使らが名づけたらしいが、静かで雰囲気のなかなかイイところである。
ゆっくりと来たいものだ。
なお、嵐山展望台から見た石狩川と近文大橋の写真がコチラのHPにあります。


左写真は、近文大橋2km下流に架かる江神橋から見た石狩川上流。(正面の山は、嵐山公園)


右は、下流側。


忠別川も併せて、大河はゆっくりと流れている。







左写真、江神橋に続く跨線橋。JR函館本線、その右にはサイクリングロード。(正面の山は、嵐山公園)
右手に石狩川の流れが見える。



右写真、少し下って堤防から石狩川の流れを写す。







左写真、このロードは木が茂っていて、林間コースのようだ。うん、もう少し鬱そうと茂っていたかな。



右写真、旧国鉄のトンネルもあった。単線トンネルは小さいな。自転車用にピッタリだ。








左写真、「旧春志内ハルシナイ駅」は自転車道の休憩所になっていた。



右写真、「旧神居古潭駅」の線路位置から駅の案内板を見ている多分、まだまだ修行中の坊さん。







左写真、旧神居古潭駅から石狩川が真下に見える。

この辺り、およそ10km に渡って、石狩川が古生層の変成岩を削り,独特の景観を作っている。
また神居古潭変成岩層が石狩川に浸食されてできた”おう穴群”が、1.2kmの間に分布し、大きいものは直径5mもあって、地学上貴重な存在らしい。



右写真、旧神居古潭駅がそのまま残されており、この線で活躍した蒸気機関車も保存されていた。






右写真、旧ホームの案内板。味があるナァ。


ココのHPは沢山あり、写真も充実している。
(たとえば、神居古潭のHP神居古潭駅のHP


右写真は、神居古潭駅からの帰り道。




左写真、堰のチョット下流の石狩川。




右写真、堤防の上の道が気持ちよかった。(伊納大橋の下流地点)







左写真の左から、JR(のトンネル坑口)、サイクリングロード、河川管理用道路。
一番快適な道は”○○管理用道路”だ。もちろん、管理道路を走った。




右写真、「旭川サイクリングロード」の起点は旭西橋。しばらく進んだが、雰囲気が面白くなかったので、引き返した。








左右写真、「北邦野草園」へ戻る分岐点。
帰りも野草園のルートを味わった。