E.星のブランコ・しんどいコース


このコースは天野川の上流部左岸を走るのだが、尋常なコースではない。
自転車は入ってはいけないところを走るので、走行は開園前の人気のない早朝時間帯に限られ、また急斜面のロードは階段でのアップダウンが多く結構シンドい。
開園前の園地を登り詰め、星のブランコに無事着くと一種の達成感がある。
この自宅から往復約17kmの朝飯前コースは、夏場、気が向いた時に走る。
1度走ると暫くはその気にならない。(以下の記述は、2001年7月1日のもの)


【植物園・日の出橋】

  延べ距離   区間距離
  ( 起 点 )   0.4 km





早朝、天野川ホームコースを快適に飛ばし、植物園前の日の出橋の上でバイクから降りて、川を見ながら喉を少し潤す。










【星の里・いわふね】

  延べ距離   区間距離
  0.4 km   1.2 km





天野川・磐船渓谷のほとりにロッジやキャンプ場、それに、プラネタリウム、体育館も併設・整備されたスポーツ文化センター「星の里いわふね」がある。
橋を渡ってゲートを通り、川沿いのキャンプ場を横目に見て遊歩道を走る。
急斜面に張り付くロードになり、坂は階段になっている。汗を吹き出しながら、自転車を抱えて行者のごとく山道をかける。


やがて山道は下り階段になり、「交野市営」は終わり、国道168号(磐船街道)に出る。この地点では国道は蛇行する天野川をショートカットする形で川の左岸側を走っている。
すぐに、「大阪府営」ほしだ園地に通じる山道に入る狭いゲートがある。人が通れる幅しかないが、マイ・バイクは小さいのでギリギリ通ることができるのだ。



【川ぞいの路】

  延べ距離   区間距離
  1.6 km   0.8 km






川沿いの林間コースを進む。(右写真)


やがて森林鉄道風に木で造られた地上10mの長い歩道橋(左写真)を経て、ほしだ園地の正面ゲートの内側に着く。





【府民の森・ほしだ園地】

  延べ距離   区間距離
  2.4 km   1.1 km




「ほしだ園地」は、105ヘクタールもある大阪府営の手入れの行き届いた入場無料の森である

まず、
右写真の黄色いクライミングウォールが目に入る。高さ16.5m、オーバーハング2〜5mの本格的なものとのこと。

入口広場の隅っこに、盛りを過ぎようとする紫陽花が朝露に輝いていた。


園地の中の幅3〜5mぐらいの管理用道路を登っていく。雑木林の緑がきれいだ。
標高差120mくらいの上り一方の山道を休みなしに漕いで上がるのは結構きつい。途中で降りて自転車を押して上がる。
道が尾根筋に出て展望が開け、巨大な星のブランコが目の前に広がってきた。


【星のブランコ】

  延べ距離   区間距離
  3.5 km   ( 終 点 ) 




全長280m、地上50mの吊橋。
床版に木が使われていて、人道吊橋としては、全国的にみても最大級の規模らしい。
吊橋からは、ほしだ園地の森が一望できるはずだが、吊橋手前のゲートが時間外には厳重に閉められていて入れない。
星のブランコの利用時間は、午前10時〜午後4時で、天候により渡れない場合ありとのこと。

たっぷり休憩し、汗を拭き、シャツを着替えて、引き返す。

復路は川沿いの階段山道でなく、磐船街道を走る。
「星の里いわふね」ゲートまでの間は歩道がない。バックミラーを見ながらダンプが来ないように祈りながら突っ走る。

家に帰れば朝風呂浴びて、ビールが飲めれば最高だ。

植物園の正面ゲート前で少し休憩しようと思うと、ゲート支柱を引っ張っているワイヤーに、赤トンボが止まっていた。
背景やアングルはよくないが、そのきれいな赤を一応、カメラにおさめた。
その時、植物園の職員が出勤してこられ、通用門の錠前を開けられた。8時過ぎだった。