walking チョットずつ 琵琶湖一周 no.3
地図は、マピオンMapion滋賀県ページから検索するのが便利。滋賀県の琵琶湖研究所HPに、琵琶湖の概要あり。
3回目(04年3月25日) あやめ浜〜長命寺
左写真のあやめ浜をスタートしたのが10時半。
正面に長命寺山がかすかに写っているのだが、ほとんど見えない。
今日は一日曇りの予報だ。
右写真は紫式部の歌碑。
『 おいつ島 しまもる神や いさむらん
浪もさわがぬ わらわべの浦
』
左右の写真は歌碑のアップと裏の説明。
確かに前回ここから、沖の島がきれいに見えていた。
左写真は家棟ヤムネ川の河口。
川を越えて、近江八幡市に入ると、右写真のように松林が続く。
松林と水辺の間の草むらにツクシンボウが沢山生えていた。
女性陣はツクシ採りに熱中。
塾長の笛で、ようやく、右写真のように歩き出した。
木々が芽吹く前の湖岸の景色も風情があるナァ。
左写真には、たまたま飛んでいた蒼鷺アオサギが写っている。
佐波江の漁港には、ヨットが係留されていた。
右写真、長命寺の山が影絵のように見えている。
左は、日野川越しにの長命寺山。
右は、湖岸から見える長命寺山(右の山、333m)。
この辺りは、長命寺山が風景の中心である。
左写真の漁港にも、ヨットが舫われていた。
この漁港を過ぎると、小さな岡が湖岸に迫っている。
水茎の岡だ。
(水茎とは、筆のことらしい。)
左写真は、路の湖岸側にある藤ヶ崎龍神の祠。
右写真は、路の反対側(岡側)で、すぐ右手に小さな洞窟があった。
岡山園地で、昼食休憩。
今日の弁当もうまかった。酒を持ってきて正解だった。
昼食後、湖岸の道を暫し歩いて、長命寺川を渡る。
左写真は、下流、河口側。
右写真は、上流側。西の湖に繋がっている。
左写真の長命寺港は長命寺山の南に位置する天然の良港である。
右写真のうどん屋(いのうえ)は、長命寺の参道入口右角にある古くからの店である。
いよいよ、 本日のハイライト、西国三十一番札所 姨綺耶山イキヤサン長命寺に登るのだ。
長命寺は、長命寺山(標高333m)の八合目、海抜250mに建てられているそうで、立派なしっかりとした石段が続いていた。
左写真の石標には、「六丁ある」と彫られている。八百八段あるそうだ。
少し上がると、左写真の変わった門(鳥居?)があった。
右写真は、四丁のところにあった石のベンチ。
石積の苔が見事だ。
左写真には右手に2体の石仏が写っている。
右写真はようやく辿り着いた長命寺の山門。
門をくぐると、右手に朱塗りの三重塔(左写真)。
正面には、入母屋造りの檜皮葺の本堂(右写真)。
(いずれも国指定の重要文化財)
左は、本堂入口部のアップ。本堂も総朱塗りである。
右は、本堂内部の正面で、中には、聖徳太子の作と伝わる本尊・木造千手観音立像が安置されているはず。
左写真は、本堂前の境内。檜の間から琵琶湖が眼下に見える。
八角形の基壇の上に鬼瓦のような焼き物があったが、これは何なのかな?
右写真は、修多羅スタラ岩で、300年生きたという長寿伝説の大臣・武内宿禰がご神体。
(修多羅スタラとは、仏教用語で天地開闢カイビャク・天下太平・子孫繁栄を言うらしい。)
左写真の朱塗りの鐘楼(国重文)もナカナカのものだ。
右写真の小さな入口から入って、鐘を撞かせてもらった。
厳かないい音が響いた。
右写真は、鐘楼の南に隣接する如法行堂。
西に行くと、お稲荷さんの立派な祠もあった。
左写真は、境内の西端にあった「太郎坊大権現」の額が挙がっている鳥居。
太郎坊というのは愛宕山のエラい天狗で八大天狗の筆頭らしい。
(2番目は比良山の次郎坊。)
右写真は、天狗大権現の拝殿横の巨石・飛来石。
京都の愛宕山から太郎坊が投げた石との伝説。
長命寺には、巨石が多いナァ。
この辺りの山には、コアストーンが多いとのこと。
左写真は、拝殿から見上げた太郎坊大権現の祠。
長命寺の開基は聖徳太子だというだけあって、歴史を感じる。
帰り道は、石段の途中で、風情のある横道(右写真)に入り、天台宗比叡山延暦寺末寺「真静院」へ向かった。
左写真は、真静院の苔生した石段。
下に降りると、右写真のような立派な構えだった。
「長命寺不動明王」と書かれていた。
バスの時間待ちで、長命寺港でゆっくりできた。
左写真、長命寺港は、昔からの漁港だ。
右写真、防波堤の手前にヨットが並んでいる。その向こうに島のように見えるのは、昼前に通った水茎の岡だ。あの天辺にお城があったというのも頷ける。