walking チョットずつ 琵琶湖一周 no.6
地図は、マピオンMapion滋賀県ページから検索するのが便利。滋賀県の琵琶湖研究所HPに、琵琶湖の概要あり。
6回目(04年7月22日) 彦根〜長浜
今回のスタートはJR彦根駅で、ゴールは長浜駅である。この辺りで琵琶湖は最も東に張り出している。
地盤もイイので、湖東を走るJRびわこ線の線路も湖畔に近い。
両駅は、それぞれ彦根市および長浜市の中心であり、両市は、彦根城、長浜城の城下町であった。
長浜城は、羽柴秀吉が初めて城持ち大名になった出世城であり、豊臣氏の滅亡とともに跡形もなく取り壊された。
一方の彦根城は、徳川時代になって長浜城を含む旧勢力の主な建築物を移築もしくは利用して築かれ、明治維新まで井伊家の居城であった。
廃藩後も幸い天守は保存され、国宝になっている。
JR彦根駅9時集合だったが、JRで事故がありダイヤが乱れ、小一時間ほど遅れた。
左写真、駅前広場にある初代藩主・井伊直政の像。
この像が向いている彦根城に向かって、駅前お城通りを歩く。
(詳細市街マップ 、彦根の観光名所HP)
右写真のきれいなお堀に出る。右手がいろは松。
左写真、いろは松。確かに根が地表に出ていない。
いろは松の道を進み、外堀を越え二の丸に入る入口の両側に白壁の櫓、佐和口多聞櫓がある。
(西側の櫓は重要文化財)
右写真、外堀の外は広場。
左写真、内堀の水は緑色で、鴨たちが日向ぼっこしていた。
右写真、玄宮園の入口前を通過。
名勝・玄宮楽々園のうち、玄宮園は中国の瀟湘八景あるいは近江八景を模した廻遊式庭園で、彦根城を借景とする江戸初期の大名庭園。
玄宮園の北西には延宝7年(1677)に藩主の下屋敷として造営された楽々園(槻御殿)が隣接している。
左写真、通り道から写したが、楽々園か玄宮楽々園
の西(琵琶湖)側の入口のようだった。
右写真、城外へ出る前に内堀の向こうの天守を遠望した。
(画面の左に小さく写っている。)
カヌーのクラブ・ザ・ファルトの琵琶湖横断ツアーでは、琵琶湖と繋がっている外堀を漕ぎ上がってくるのだが、今日は外堀沿いに下って、彦根港に出た。
彦根港でチョット時間があったので、オーミマリンの受付で「N船長はおられますか?」と聞くと、停泊している船まで呼びに行ってくれた。
7、8年くらい前かな、カヌーで竹生島に初詣で行った時に茶店でお会いした。
「ちょっと身体の具合の悪い青年で、カヌーをやってみたいという方がいるのだが」というお話を聞いたのが縁で、後日、私の1号艇をお譲りした。
電話等でのやりとりはあったが、お会いするのは2回目であった。
すっかり貫禄のある船長さんになっておられた。
青年もカヌーを続けていると聞いてうれしかった。
左写真、市営・松原水泳場では夏休みに入った子供たちが遊んでいた。
右写真、鳥人間コンテストの桟橋が、水泳場の先にほぼ完成していた。
今年は7月31日、8月1日に行われたが、強風のため、人力プロペラ機部門は半数のチームが飛行できず不成立となったらしい。
(画面の右手の高層は彦根プリンスホテル。)
左写真、彦根プリンスを回り込んで湖岸沿いに進む。
右写真、湖畔の木陰に涼を求めて、暫し休憩。
左写真、きれいな磯の崎の浜辺と波。
右写真の歌碑が建っていた。
万葉の歌人、高市連黒人(たけちのむらじくろひと)が詠んだ歌らしい。
左写真、烏帽子岩。
右写真、磯の崎の浜辺をさらに歩く。
左写真、筑摩神社の石鳥居。
右写真、筑摩神社の鍋冠ナベカンムリ祭の由緒。日本三大奇祭の一つで、由緒ある祭りらしい。
鍋は炊事道具の基本で、神聖なものだったらしい。
筑摩神社の鍋冠祭は、毎年5月3日に行なわれ、現在は数え年8歳の女の子8人が鍋をかぶって行列している。
昔は氏子の女性が「枕を交わした男」の数の鍋をかぶって歩くしきたりになっていたとのこと。
数をごまかすと神様のバチが当たったそうな。
しかし、まあ、誰が考え出したのか面白いお祭りだナァ。
生憎、拝殿の工事中で、屋根にはビニールシートが掛けられ、瓦葺きの最中だった。
拝殿のずーっと奥には立派な本殿が見えていた。
お参りする雰囲気でなかったが、この神社では、みんな何をお願いするのだろうかナァ。
左写真、朝妻湊跡。公園になっている。
古代から江戸期以前までは湖上交通の要港で、東海・北陸からの人・荷物がココから京へ向かったらしい。
右写真、ホッとする気持ちのいい公園だった。
左写真、天野川の河口(世継橋から写す)。
右写真、天野川の上流側。
この天野川にも天の川七夕伝説が伝えられている。
なお、拙HPにも交野ヶ原の天野川の七夕伝説を紹介しています。
(以下の3pageにあり。交野ヶ原周回、天野川・ちょっとお散歩コース、交野市 昔々)
道の駅・近江母の郷で昼食。さすがに今日は多くの人がビールを注文したナ。
左写真、湖岸を北上。
右写真、長浜ドームが畑の向こうに見える。
左写真、湖面の向こうに長浜の豊公園ホウコウエン辺りの建物群が見える。
長浜ロイヤル、長浜城(歴史博物館)、・・・
右写真、やっぱり木陰がいいナァ。
長浜駅前で解散して、希望者は北国街道界隈へ。
左写真、北国街道の町並み。
虫籠窓ムシコマドの2階の高さが結構高い。宇建ウダツもチャンと付いている。
右写真、曳山博物館。さすが、長浜曳山祭は博物館まであるのだ。