チョットずつ熊野古道 no.9


No.9 JR湯浅JR御坊 07年12月24日 23km


乗車日 2007年12月24日
所要時間 2時間28分 (138分) (乗継 1回)
金額 1,890円 (運賃 : 1,890円 料金 : 0円)

経路 時刻 所要 駅名/路線・列車名 運賃
出発駅 06:58   京橋(大阪府)
63分 在来線 快速・普通 関空快速
直通 (3分) 日根野
26分 在来線 快速・普通 紀州路快速 1890円
乗換駅 08:30
08:37
(7分) 和歌山
49分 在来線 快速・普通 JRきのくに線
到着駅 09:26   湯浅


今日の行程は湯浅駅から御坊駅までの23kmで、しかも、標高354mの鹿ヶ瀬シシガセ峠がある。家をまだ暗い6時過ぎに出た。


左写真、湯浅駅着は9時26分だ。



右写真、湯浅氏の菩提寺の勝楽寺






左写真、境内の大木の向こうに「紀伊国屋文左衛門之碑」と彫られた石が見える。過去帳から彼の戒名が発見され、生誕碑が和歌山県出身の松下幸之助氏等によって建てられたらしい。



右写真、久米崎王子跡の石碑。






左写真、井関の旧街道筋。前方の山に向かう。



右写真、丹賀大権現社。
お稲荷さんを始め、いろいろな神様が所狭しと祀られている。





左写真、井関王子と津兼王子の名もあった。



右写真、河瀬ゴノセ橋を渡って右の川沿いに進むと、河瀬王子跡。






左写真、川の向こうの地蔵寺は河瀬ゴノセ集落の静かな寺だ。



右写真、白い札には「旅籠・車屋跡」と書かれていた。
熊野古道の鹿ヶ瀬シシガセ峠の前後に旅籠が数多くあったらしい。





左写真、道標の字は、「右くまのみち」「左ふじたき念仏堂」。



右写真、「立場タテバ跡 ・駕篭はここまで、これより先は牛馬の背に頼ることになる。」






左写真、落葉の道を快適に走る。



右写真、山ツツジが一輪咲いていた。






左写真、法華の壇。古い板碑の上部に「法華塚」とあった。
わかやま観光情報によると、生涯に六万部の法華経を読む修行をしていた比叡山の僧・円善の冥福を祈って建てられた供養塔。



右写真、鹿ヶ瀬シシガセの大峠。結構広い。





左写真、大峠から小峠への道は快適だった。



右写真、小峠。大峠を振り返って写す。







左写真、小峠の道しるべ兼用のお地蔵様。



右写真、
石畳の道が500mほど続く。





左写真、石畳道はこの橋で終わった。



右写真、
広々とした休憩所の公園で弁当にした。






左写真、まだ晩秋の景色の山道を下る。


右写真、
南無妙法蓮華経の題目が彫られている板碑イタビ。
わかやま観光情報によると、室町時代中期の永享、嘉吉、寛正などの年号が刻まれている8基の題目板碑で、王子谷の沓掛王子跡にあった祠の別当寺、法華堂跡に散在していたもの。





【板碑イタビ】
石造板状の供養塔で、五輪塔、宝篋印塔とともに、中世に盛んに作られた。板石塔婆とも言う。種子シュジ(梵字で表した仏)を刻んだ種子板碑が多い。


左写真、人里に下りてきて最初に出会ったおばあちゃん。
写真の後の山で原谷地区の名産の黒竹を刈ってきた。写真を撮ると言ったら、嫌々後ろ向きにハンドルに触ってくれた。


右写真、
金魚茶屋の前の流れと柿の実。(珈琲は¥400−)






左写真、原谷の昔の通り。右手は黒竹クロチク。



右写真、
沓掛王子跡。







左写真、爪かき地蔵さん。



右写真、
四ツ石聖蹟地。
後鳥羽上皇が建仁2年熊野詣の途中、ココで小憩したとのこと。




左写真、原谷皇太神社。
四ツ石聖蹟地の道向かえにある氏神さん。
前方の変わった門の先に石段があり、祠がある。


右写真、
昔の道にはいると、アロエの花が咲いていた。





左写真、馬留王子跡。



右写真、
なめら橋で西川を渡る。






左写真、橋の袂で、健気な菊が強風に揺られていた。



右写真、
今熊野神社の鳥居の両脇に蘇鉄が繁っていた。
ココの石段は長くて、シンドかった。





左写真、内ノ畑王子跡。



右写真、
内原王子神社(高家タイエ王子跡)。






左写真、新道と交わる手前の法面に植えられた菊が西日に輝いていた。



右写真、
善童子王子跡。






左写真、愛徳山アイトクサン王子跡。



右写真、
王子跡への狭い路で柿が落ちんばかりに熟していた。
この辺りは市街地で新しい家が並び、道が変わり掛けている。





左写真、道成寺の仁王門。



右写真、三重塔。







左写真、「鐘巻之跡」碑と三重塔。
鐘楼はなかった。



右写真、「三重塔婆」と書かれていた。








左写真、本堂(三重塔から写す)。



右写真、
本尊の千手観音像。





【道成寺の3千手観音】
南向き観音:国宝で現在、収蔵庫の大宝殿に安置されている。平安初期9世紀頃の作。
北向き観音:33年に一度開帳の秘仏で、本堂の一番奥(本尊の北側)で、北向きに祀られている。
本尊の観音:北向き観音の胎内から発見され、現在、本堂中央に。千手観音像としては国内最古クラスだが、面部は修復の際の後補。


左写真、九海士クアマ王子跡。










乗車日 2007年12月24日
所要時間 1時間46分 (96分) (乗継 1回)
金額 4,080円 (運賃 : 2,210円 料金 : 1,870円)
経路 時刻 所要 駅名/路線・列車名 運賃 料金
出発駅 16:08   御坊
83 在来線 特急 *特急スーパーくろしお26号 指定席
1870
乗換駅 17:31
17:41
(10) 天王寺 2210
13 在来線 快速・普通 JR大阪環状線(内回り)  
到着駅 17:54   京橋(大阪府)