チョットずつ熊野古道 no.15


No.15 本宮大社 〜 速玉大社  2010年12月06日 36km


昨夜は宿坊・瑞鳳殿に泊まり、早く寝た。4時前から起き出し、カヌーツアーの準備に取り掛かる。
熊野川の水は、本宮大社前では左岸ぎりぎりを流れているため、出艇ポイントは右岸堤防を越えて、ゴロゴロ石の広い河原を横切った先。
防水袋へのパッキングを済ませて、薄暗い中、まず、カヌー本体等を宿坊の真東500mの出艇ポイントまで運搬し、艇を組み立てた。

その後、荷物を取りに一度宿坊に戻る。

左写真、その途中、鳥居前で舟旅の無事を祈って、熊野権現を遙拝。7:30
八咫烏の神旗は上がっていない。権現様もまだ営業前なのだ。


朝霧がなかなか晴れない。

右写真、本宮大社前を出艇。 8:20






出艇早々に前方に簗(落鮎用か?)あり。左岸に着けて艇を持ち上げて越す。本宮大社前の鮎はさぞかし旨いだろうな。
そういえば、昨夜の珍重庵の弁当に入っていた鮎の塩焼きもホント旨かった。


左写真、大斎原オオユノハラの大鳥居が真横に見えた。

右写真、大鳥居の裏側は鎮守の森だ。







左写真、前方に備崎ソナエザキ橋。
朝日が射して、霧が大分薄れてくる。



右写真、振り返って、本宮大社方向を写す。








左写真、川幅が広がり、ゆったりと進む。
しかし、前方に不穏な雰囲気あり。


右写真、近づくと、またまた簗だ。


簗を越すたびに体力を消耗する。






左写真、右岸に注ぎ込む大塔川に架かっている請川橋を振り返って写す。



右写真、熊野川は大きく蛇行する。









左写真、ゴロゴロ石を避けながら清流を漕ぎ下る。



右写真、前方に敷屋大橋。
この橋の下にも、簗が見える。








左写真、少し背の高い簗を越して休憩。
遠景に敷屋大橋が見える。
(コレが最後の簗だった。計10ヶ所くらいあっただろうか。)


右写真、椋呂の十津川第二発電所。
上流の二津野ダムから遙々送られてきた水で発電している。
確かにココの排水で熊野川の清流が濁流に変わっていた。








左写真、右写真、

水の透明度は大分落ちたが、熊野川の景色を楽しんだ。









左写真、前方に、宮井大橋。
橋の先、左手から北山川が合流してくる。

橋を過ぎて暫く行くと、背後からエンジン音が聞こえてきた。振り返ると、ジェット船が迫っている。北山川から観光船が下ってきたのだ。
少し右岸に寄ってやり過ごす。乗客は少なかったが、手を振ってくれた。

右写真、河原に着けて、昼食休憩。11:25
左に熊野川(宮井大橋)、右に北山川。






左写真、ゆっくりと休憩し、出艇。12:30
前方からジェット船が上ってくる。



右写真、志古乗船場。白い船体のジェット船が並んでいる。








左写真、三和大橋。
真ん中に川砂採取のバックホーが見える。
この後は河口近くまで橋はない。両岸とも山なのだ。


右写真、紅葉が残っていた。








左写真、山の上にも紅葉が頑張っていた。



右写真、初冬の山は穏やかだった。









左写真、和田の急カーブ地点の島。
鵜が留まっていた。
ここには前に通った時にも鵜がいた。



右写真、その島を回り込んだところ。







左写真、冬日の水面は穏やかだった。



右写真、前方に新越路トンネルの坑口が見える。新宮は近い。









左写真、千穂が峯(画面右の山)で大きく左に蛇行する。



右写真、正面は御舟島
御舟祭で3周する島だ。








左写真、御舟島の左側を初めて通ったが、確かに島だった。



右写真、河口。
左手は三重県。煙は紀州製紙か。








左写真、新熊野大橋と熊野大橋。その先に、JR鉄橋。


右写真、橋脚の右手に小さく写っているのは分かり難いが、模型船。
実は、この模型船の主(T氏)に手招きされ、艇を岸に漕ぎ寄せた。ラジコンの電波到達範囲を越えて止まっており困っているとのこと。
タイミングよくカヌーで通りかかったので、曳航を頼まれた。
近づくと、1m近い立派な双胴船だった。






速玉大社に近い上陸ポイントを尋ねると、ココがいいと言う。しかも、T氏は速玉大社の境内に住んでいると言う。

左写真、早速、そこに着艇。
艇を畳んで、T氏のお言葉に甘えて、速玉大社に連れてもらった。
(ちなみに、川船もココに着けるらしい。)


右写真、熊野速玉大社に到着。







手水で汗を洗い、手を清めて、
左写真、拝殿へ。
昨日の熊野本宮大社と同様、ココも17時を少し回っての参拝になってしまった。


右写真、熊野川ツアーの無事を感謝した。






T氏に新宮駅まで送っていただいて、
新宮17:58発→天王寺21:31着 オーシャンアロー32号(新大阪行き)
に乗車し、22時半くらいに無事帰宅。


本HPを取りまとめる際に偶々、熊野古道・熊野川HPを見付けた。
なかなか充実しているHPだった。