チョットずつ奥の細道 m  平泉(中尊寺) 山刀伐峠

  --- 最も奧の地、 岩手県、宮城県そして山形県 ---

旅順記号 日 程  宿泊地
m-1 1日目 2017年6月20日(火) 平泉
m-2 2日目 6月21日(水) 鳴子
m-3 3日目 6月22日(木)

今回は、岩手県(平泉・中尊寺)から宮城県(鳴子、尿前、堺田)、そして山形県(山刀伐峠)へ至るルートを旅した。
芭蕉が最も難儀したトコロであるが、私も大変だった。
下に記しているのは平泉までの往路のスケジュールであるが、何せ、家から6時間も掛かるのだ。
そんなこともあって、今回は折り畳み自転車BD-1は持って行かなかった。レンタサイクルを借りた。
そういう意味では、ズッコイ旅であるが、ご勘弁を。

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  home タクシー     6:05
  ↓           ↓
  枚方公園駅    6:12
  ↓           ↓
  伊丹空港駅     7:17
  伊丹空港      8:15
  ↓ ANA731     ↓
  仙台空港      9:30
  仙台空港駅    10:12
  ↓           ↓
  平泉         12:25
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それと、今回の旅で重視したのは、旅程である。
 ・ 第一条件は、魅力的かつリーゾナブルな宿が、一人泊OKの時期であること。
 ・ 第二は、格安航空券が手に入ることである。
そして、6月20日発に決めた。
 関西は梅雨に入っているだろうが、彼の地は、ギリギリ、セーフの可能性がある。
今回は自転車旅ではないので、雨でも、それはそれで風情があるモノだ。
芭蕉だって、今回行く山刀伐峠(ナギナタトウゲ)の前で、大雨に遭い、馬と一緒に二泊している。

というわけで、冒頭に、その魅力のある2軒の宿舎を紹介しておく。
どちらも観光目的で選んだ宿である。

【1日目、平泉の宿】
    
  中央の赤印の素泊まりに近い「旅館アイリス悠」に泊まった。
歩いても、毛越寺が直ぐだ。自転車なら数分である。安い。空いていた。
 観光泊まり客は、ルーマニアからの若いカップル1組と私だけだったようだ。
外国から安い宿をネット、口コミで探して、日本を訪れる観光客も結構、多いようだ。
翌朝の出立の時、丁度、女将の息子の幼稚園児が出掛けるところだった。
私が大阪から来たと言うと、息子がUSJに行きたいと言っている。夏休みに行くつもりだ。
既に、園児友達も何人かは行っているとのこと。USJは平泉の園児の間で大人気なのだ。
東京ディズニーランドはもう卒業しているらしい。私のように6時間の時間距離を屁ともしない時代に入ったようだ。
いずれ、海外はもっと近くなることだろう。彼らもルーマニアに行く時代が来る予感がする。

大阪と言えば、USJである。決して、大阪城ではないのだ。多分観光業界の常識になっていることだろう。
  話が横道にそれたが、毛越寺が直ぐ近くの安宿に決定。

【2日目、鳴子温泉の宿】

 芭蕉は鳴子ナルコ温泉に泊まっていない。折角の温泉を素通りして、堺田まで行った。
そして、大雨のため、馬と一緒に2泊している。 「蚤虱馬の尿する枕もと」
 私は、名湯・鳴子温泉の扇屋に泊まり、貸切露天風呂に3回入った。  温泉大好き人間としては、最高に幸せだった。
芭蕉様に対しては、少しの後ろめたさは感じたが。



チョットずつ奥の細道 m-1  平泉を巡る(中尊寺、毛越寺、・・・)
                                       2017年6月20日(火)~21日(水)午前

 12時半に平泉駅に着いた。駅前でレンタサイクルを借りる。
JRのOBかと思われる番人が親切だった。役人臭さが全然無い。地方ではそうなのであろう。
電動タイプのを¥1300/日で借りた。明日の12時に返しに来ると言えば、1日料金でよいと言ってくれた。

まずは、荷物を預けるために、宿へ向かって走った。
非常に分かりにくく、地図の位置も少しずれていて、見つけるのに手間取った。
オマケに、誰も出てこない。何遍大声を出したか。玄関に置いてある呼び出し電話をかけても繋がらない。
2軒西に中華料理屋らしい民家があり、おばちゃんの大声が聞こえた。そこに入って事情を話し、探しに行ってもらう。
宿に帰ると、ルーマニアのカップルが大きなスーツケースを置いて怒っている。
ココに電話してくれと書いて置いてある電話器が応答しないことを責めていた。女性の方は「ココは駄目ね」と言った。
こういうことは、口コミで世界に広がるのかも知れない。
どこから来たかと尋ねると、ルーマニアと答え、続けて、コマチネと言い添えた。
ともかく、宿に荷物を置いて、私は自転車で、彼らは徒歩で出発。

この宿は夕食は無いので、まず、食堂を自転車で探しに行く。
帯に短し襷に長しで、なかなか見つからない。ようやく、夜は居酒屋風の落ち着くだろう店を見つけることができた。
(下地図1の駅前から毛越寺に行く大通り沿い南側)

晩飯が決まったので、いよいよ中尊寺へサイクリングだ。
(地図1)の奥州街道(陸羽街道)を北上。途中に緩やかな峠越えがあった。電動レンタサイクルは便利だった。

(地図1)一ノ関の町



a 中尊寺
(地図2)中尊寺の院配置図


中尊寺境内には自転車は入れないので、平泉町営駐輪場に駐輪。
駐輪場は、上の(地図2)の右下隅、弁慶松の道向かえである。
駐輪場を出ると、正面に立派な松があるので、何かと思い訪ねると、「弁慶松」だった。

五輪塔があります。これが弁慶の墓といわれています。



第六代目弁慶松・弁慶産湯の井戸

ido.jpg三代目弁慶松は江戸時代の藩主安藤氏が闘鶏神社の裏山から移植したもので、高さ15メートル、周囲4メートルの巨木となっていたが、昭和50年に枯死した。  しかし、現在その種子から育った弁慶松が、市役所や岩手県平泉の弁慶の森で育っている。
田辺観光協会HP








very good HP
http://kattyan.dyndns.org/tyuusonji/1.htm



中尊寺の白山神社の近くにある社。中尊寺の能舞台へと続く山門をくぐった先にあり、この社は案内図には示されてないようでした。位置的には中尊寺境内の一番奥にあり境小鳥達の楽園となっていました。

http://hirotravel.com/tyuusonnji/page_thumb28.htm
https://blogs.yahoo.co.jp/ebisu_ojima/39375238.html
https://blogs.yahoo.co.jp/ebisu_ojima/GALLERY/show_image.html?id=39375238&no=12
http://www8.plala.or.jp/daisho/kamakura/hiraizumi/tyusonji/tyusonji-daityojyuin.html

mapには、参拝の対象である「お堂」だけが描かれていて、18ある支院は描かれていない。

http://gosyuinmeguri.jugem.jp/?eid=153
朱印帳






(地図3)お寺でもらった中尊寺のお堂の配置図


(地図4)中尊寺HP1


(地図5)中尊寺HP2







                                       

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