中山道 - 4−3     塩尻〜日本橋 3日目

                               岩村田〜安中

1日目 2011年10月5日(水) 塩尻〜下諏訪 下mapの赤線
2日目 2011年10月6日(木) 下諏訪〜岩村田 下mapの青線
3日目 2011年10月7日(金) 岩村田〜安中 下mapの茶線
4日目 2011年10月8日(土) 安中〜熊谷 下mapの紺線
5日目 2011年10月9日(日) 熊谷〜日本橋 下mapの赤線

なお、下の走行軌跡map3日目の茶色の線の途中のflagは、軽井沢駅の手前。旧軽井沢銀座(中山道・軽井沢宿)へ直行する道と軽井沢駅へ線路沿いに向かう道との分岐点。我々は後者を選択。


3日目 : 岩村田〜安中






本日の走行軌跡は、上のmapの”浅間山”の南を東進し、”安中”に至る茶線であり、その速度高度グラフを右に示す。
この日の走行距離は、52.0km
(7:40〜15:20=7時間40分)
であった。

本日は、追分宿あたりまでは上り。
その後、高原を快適に走り、軽井沢を過ぎて、一気に碓氷峠を関東に向けて下る。















左写真、岩村田城の跡を暫し探す。



右写真、小田井宿本陣後(安川家住宅)。









御代田駅の東で地下道をくぐり、
左写真、旧街道を北東に進む。



右写真、一位の真っ赤な実。
イチイは関西ではあまり見掛けない。中部地方以北だろう。







左写真、追分宿の高札場(復元)。



右写真、追分の街道沿いの食料品店。
秋に映えるリンゴ「秋映え」の濃い深い赤が実に旨そうだった。引き返して買う。








左写真、旧街道がきれいに残されている。
(前方左手が浅間神社。)


右写真、浅間神社(浅間大神遙拝の里宮)。
この境内でリンゴにかぶりついた。
芭蕉の「ふきとばす石も浅間の野分かな」の句碑があった。
芭蕉の百年忌(寛政5年1793)に佐久の連中が建てたもの。






左写真、追分の一里塚が残っている。


右写真、一里塚。
この辺りはほっとする場所だ。



軽井沢で昼食休憩。
暫し、自由行動。
旧軽井沢へ足を延ばした。




軽井沢駅舎は、長野新幹線の開業に伴い、全面改築された橋上駅。

左写真、駅から繋がるペデストリアンデッキの向こうに町と山が広がる。


右写真、駅は少し洒落ている。








左写真、 碓氷峠修路碑。
ここから碓氷峠を一気に下る。碓氷峠は片勾配の峠なので、下る一方なのだ。


右写真、下りの途中で。
ココのカーブは下から116番目。
全体では、184あるらしい。







左写真、アプト式鉄道の旧・碓氷線の橋梁。
煉瓦造りである。



右写真、







【碓氷峠】 from Wikipedia

碓氷峠は、群馬県安中市松井田町と長野県北佐久郡軽井沢町との境にある峠。
標高は約960m。信濃川水系と利根川水系とを分ける分水嶺で、峠の長野県側に降った雨は日本海へ、群馬県側に降った雨は太平洋へ流れる。

官営鉄道中山道線(後の信越本線)の最後に残っていた区間・横川 - 軽井沢間の工事は、竣工後1年9ヶ月を経て1892年12月に完成し、翌1893年4月に開通した。
延長11.2kmの間に18の橋梁と26のトンネルがある。

碓氷峠を越えることから「碓氷線」、また横川と軽井沢から「横軽ヨコカル」とも呼ばれる。

大きなスパンに従来よく使われていた鋼桁ではなくレンガ製のアーチを用いている。
また、工事中の1891年10月に濃尾地震が起きてレンガ造りの建造物が倒壊したことを受け、橋脚に石柱を組み合わせたりレンガを縦に積むなどの地震対策が採り入れられた


左写真、トンネルも煉瓦造り。



右写真、橋梁は少し長くなると、煉瓦のアーチである。
この時代、鋼桁が一般的だったが、急勾配でアプト式ラックレールを登る列車の推進力を考え、煉瓦のアーチが採用された。







左写真、碓氷第3橋梁(めがね橋)。
200万個以上の煉瓦を使用し、国内最大の煉瓦造アーチ橋。



右写真、表面は結構、劣化している。








左写真、下に碓氷湖が見えている。



右写真、









左写真、碓氷関所跡



右写真、横川駅。









左写真、碓氷神社



右写真、旧・松井田警察署。
昭和初期の建築で、現・松井田商工会館。







本日の宿は、磯部温泉・湯元長寿館
左写真の右端が湯元で、足湯ができる。
いい湯だった。

なんでも、万治4年(1661年)3月25日付の江戸評定所(現在の最高裁)の判決文「上野国碓井郡上磯部村と中野谷村就野裁断之覚」の添付図によると、この地に2ケ所の右図の温泉マークが記入されていたとのこと。その温泉記号発祥地の碑が湯本長寿館の前にあった。







                                     

                               中山道のTopへ